妄想☆東方王国物語3 | ☆中華明星きらきら☆

妄想☆東方王国物語3

の続きです)

一方ここは都の外れのとある通り道。
一人の少年が地図を持ちながら歩いておりました。

ゆの「あれ~~~~、確かここらへんだと思うんだけどなぁ…」

すっかり道に迷ってしまったようです。

ゆの「もうコンテスト始まっちゃってるかなぁ…」

と、そこへ少年がもう一人急ぎ足で通りかかりました。

ゆの「おお、そこのお人。道をお尋ねしたいのですが…」
ちゃんみん「すみません、今急いでるんで…。」
ゆの「あの、魔法の城っていうとこに行きたいんですけど…」
ちゃんみん「………………………」(ピタリ、と立ち止まる)
ゆの「あっ、ご存知ですか」
ちゃんみん「…………それを言うなら魔女の城でしょう?」
ゆの「へっ??」
ちゃんみん「いえ、何でもないです。いいですよ、僕もそこへ行こうとしているところです」(にっこり)
ゆの「(何か、今この子の裏の顔を見たような気がする)は、はい、ありがとうございます」

というわけで少年二人は魔法の城へ向かいました。

ちゃんみん「コンテストに出場するんですか?」
ゆの「まぁ、そんなところです」
ちゃんみん「最終選考に残ったなんてすごいですね」
ゆの「いやー、それほどでも」
ちゃんみん「でも気をつけた方がいいですよ…」
ゆの「何にですか?」
ちゃんみん「何って魔女ですよ、魔女。ふふふ…」
ゆの「はぁ……魔女、と言いますと?(やっぱこの子なんか怖いよ)」
ちゃんみん「あんの女王気取りの男のことですよ。ったく人をパシリに使いやがって…」
ゆの「……………………(怖くてこれ以上聞けない)」

ちゃんみん「さぁ、魔法の城に着きましたよ」
ゆの「あ、案内してくれてありがとうございました。(あーやっと着いたよ。ほっ)」
ちゃんみん「いえいえ。もうコンテストは始まっているようですね」
ゆの「どこに行けばいいっすかねぇ?」
ちゃんみん「奥の間でしょう。そこまでご案内します」
ゆの「いや、結構ですよ(汗)」
ちゃんみん「ほら、こっちです」
ゆの「は、はい(あー付いていくしかないみたいだ…)」